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【4選】教員1か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!2か月目を乗り切るためのタスク管理法もご紹介!

新卒教員が学校生活を通して、どのように感じているのか。

また1か月を乗り越えるためにしてきた方法とはどんなものなのか知りたい。

 

そうした疑問をお持ちの方にとって、非常に有意義になるとおもいます!

 

教員は「多忙」のイメージが強く印象に残っているとおもいます。そうしたことから教員をやめたいと嘆く方も少なくありません。

 

今回は教員1か月目を終えた新任教員のリアルをご紹介します。

実際に働くことで教員のイメージと現実がどのように異なるのか。経験も織り交ぜながら、お伝えします!

 

 

今回の記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 教員1か月目を終えてみて気づいたこと
  • 企業とは異なる教員の実態について
  • 2か月目をのりこえるために考案したタスク管理法をご紹介!

 

 

 

[作成者:ます]
文系から情報科教員(1年目)

塾講師6年勤務 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!

 

目次
  1. 【4選】教員1か月目を終えた新任教員のリアルを紹介
    • 担当業務の種類が多い
    • ルーティンをつくるのが難しい
    • 同僚が同世代とは限らない
    • とにかく溜めこまない
      • 【補足】学校のハラスメント事情
  2. 最後に

 

 

【4選】教員1か月目を終えた新任教員のリアルを紹介

担当業務の種類が多い

まず、驚いたことは教員が行っている業務の種類の多さです。

覚悟はしていましたが、想像以上ですね。

 

勤務先で実際に自分に割り振られた仕事内容をまとめてみました。

 

  • 教科指導(数学と情報)
  • 学級指導(朝礼と終礼、副担任なので所属クラスの生徒対応)
  • 学年で担当する業務
  • 学校全体での業務(広報担当)
  • 部活指導
  • 通学指導
  • 清掃当番(清掃している生徒の指導・管理)
  • 学校見回り当番(学校の門開け・戸締り) など

 

これ専任教諭の仕事内容ではなく、常勤講師でこの種類の多さです。ちょっとしたビュッフェですね。

 

ただ一見、種類は多いですが業務内容は、あまり複雑さや難易度もそこまで高いものでもなく、回数も1か月に1回あるかないかというものもあります。

 

ですので、基本的には、教科指導と部活指導がメイン。たまに学級運営といった感じです。

 

まさに、生徒いるところ教員あり。

基本的に生徒がいれば教員が待機・引率するなどの対応が必要なので、生徒がいれば教員の仕事が一つ増えるということなります。

 

それ教員の仕事?と

疑問になる方は現役の方でもいるとおもいます。かと言って1年目が申すのも違うのかなと考えています。

 

 

ルーティンをつくるのが難しい

学校生活は、授業や部活のイメージが強いとおもいます。

ですが、最初のほうは新入生のオリエンテーションや健康診断などのイベントがあるので、基本的に4月は授業をする機会があまりありません。

 

ですので、1日のルーティンを確立したいと思っても

なかなか難しいと感じました。

 

そうしたときに自分がやったのは

直近にある定期テストまでのスケジュールを立てたことです。

 

 

授業などもそうですが基本的に逆算して動く、ということをやっていました。

 

例えば

  • 定期テストまでにいつの時期に、どこの単元を終わらせればいいのかが見える化
  • HRで伝えることが整理
  • 部活動に行ける日/行けない日を事前に把握 など

 

結果的に、行動の無駄さが論理的に排除できるようになりました。

 

確かに教員の1日のスケジュールが毎日不安定です。

しかし、意外と日ごとにやるべきタスクがそこまでないということに気が付きました。

 

1年目だからなのかもしれませんが

業務の種類が多くてもすぐに終わらせられるもの1日で終わらさず複数の日程で完了させるべきもの などのタスクの優先順位が次第にみえてきました。

 

あとは漏れややらかしがあっても先輩教員が守ってくれると

新任という立場をフルに活用して、あれこれ頼りながら1か月を乗り切ました。

 

 

同僚が同世代とは限らない

企業における新卒はある程度、年齢層が決まっています。

 

一方で、学校法人は教科採用や養護採用などの専門的なスキルがあるのか(教員免許状)といった採用(もちろんこれまでの経験も)なので、年齢層はバラバラです。

 

ですので、口調(ため口 or 敬語)をどうするか本当に困りました。

あとは、同世代じゃないから相談しにくいみたいな気持ちもありました。こうした環境も教員をやめてしまうキッカケにつながっているかもしれません。

 

なので、親睦会を最初にやるのをオススメします!

そこで仲を深められなくても「話したことがある人」と認識していれば、深刻な相談じゃなくても簡単な質問とかするだけで、のちに相手から話しかけられるという機会に恵まれるかもしれません!

 

ぜひみなさん、親睦会など行ってはいかがでしょうか。

僕のところは実施し、非常に楽しかったです。この親睦会をキッカケに、同僚によく質問や相談事をしてます。

 

 

とにかく溜め込まない

正直、誰にでもツラいときはあります。

新しい環境に適応しようと必死に努力しますが、無理をしてしまうのが常です。

 

どこかで息抜き(サボるも含む)をする必要があります。サボるというのは悪い意味ではなく、業務中に省エネできるタイミングを探すことという意味です。

 

実は、僕は4月の2~3週間目が精神的に病んでいました。

要するに、自分のリズムが全くつかめなかったというのが原因です。教員や生徒の目ばかりを気にしてしまい、息抜きのタイミングを失ってしまいました。

 

そして、朝に体起こそうにも動かないという事件が起きました。

鬱の症状と少し似てますね。いま思えば、別に業務が大変だったというわけではありません。

 

むしろ、体を休ませようとしなかったのが原因です。

 

それを反省して、以下のようなことを実践してみました。

 

  • 家では業務をしない
  • 先輩教員に「今はキャパ的に難しい」と素直に相談する など

 

とにかく無理しないということを心がけました。

 

いかに休もうとする自分を許せるか、これを最初に気づき、できていればと思いましたが、今後もしっかり取り入れたいと考えています。

 

 

【補足】学校のハラスメント事情

いまや学校もハラスメント系にうるさくなってきてのが現状です。時代が徐々に変革しているのが感じ取れます。

 

それは生徒だけではなく、教員同士もです

新任研修でもセクハラやパワハラなどのハラスメント系を生徒や教員間で行わないようにと念押しされました。

 

また、教育実習先の学校でも同じようなガイダンスがありました。

 

いまやSNSにこうした学校内部の状況を発信できるようになり、社会的にハラスメントの風当たりも厳しくなり、相当、改善されつつあります。

 

実際に僕の勤務先では、「帰れるうちに帰りなさい」と先輩教員からきつく言われるくらい管理を徹底されている様子でした。

 

 

最後に

4月お疲れ様です。

学校によっては5月からイベント多めになる場合があると思います。いかに自分のリズムをつくり、それを業務でどのように活かすのか研究してみるといいかもしれません。

 

5月鬱にならないようにがんばっていきたいとおもいます!