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【実体験】北海道情報大学の科目等履修生で教員免許取得してみた!2年間在籍した感想・経験談を公開

大学を卒業したけど、社会人から教員になれるのかな。

あるいは大学院生だけど、教員になれるのかな。

 

こんな悩みを抱えている方に

科目等履修生という制度があるのはご存知でしょうか。

 

実は、教員免許状は学部生(大学在籍中)だけではなく

大学卒業後でも取得することが可能なのです!

 

詳細は過去記事でも紹介していますので、参考までにどうぞ。

www.brain-a-campus.com

 

実際に、僕は教員免許を取得するために

2年間を通して北海道情報大学通信制)の科目等履修生をしていました

 

そして無事、2つの教員免許を取得がかなったわけです!

 

今回は、自分が在籍していた『北海道情報大学』でどのように単位を取得し、教員免許状を取得できたのかをお伝えします。

 

また、学校選びに困っていて、北海道情報大学の学生になったら、どんな感じなのかというイメージの参考になれれば幸いです。

 

今回の記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 「北海道情報 大学」の科目等履修生とはどんな感じなのか
  • 働きながらスクーリングは可能なのか
  • 2年間在籍した感想・経験談を公開!
  • 在籍前から免許取得までを記事にしました!

 

 

[作成者:ます]
文系から情報科教員(1年目)

塾講師6年目 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!

 

目次
  1. 在籍前
    • 北海道情報大学との出会い
    • オンラインで学校説明会を受けてみた
    • 入学資格を勝ち取る
  2. 在籍当時
    • 1年目を過ごしてみて
    • 2年目を過ごしてみて
      • 就職活動が始まる
      • 教育実習の前準備
      • 免許取得に向け都道府県の教育委員会を調査する
      • 最後の授業が初のスクーリング!結果はいかに…
  3. 免許取得時
    • 申請書の不備や手数料等の漏れ確認!
  4. 免許取得後
  5. 総合評価
  6. 最後に

 

 

前書き

『無限大キャンパス』利用上の注意」を遵守し、記事作成を行います。承知の上、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

在籍前

北海道情報大学との出会い

最初は大学で教職課程を履修していましたが

諸事情あって、教育実習に行けなかったのがきっかけでした。

 

その頃、コロナ禍で、皆さんもいろいろと振り回されていた時期だと思います。

僕も当時、どうしても教員の夢を諦められなかったこともあったけど、そのような社会情勢下で、何もできずただ無力な自分を痛感させられる毎日でした。

 

そんなか、研究室の教授と一対一のキャリア相談(俗にいう就職報告会)の機会があったので、相談してみることに…

 

教授から学生課のキャリア支援を担当している事務の方が

解決できるかもと言ってくださったので、面談当日、同じ相談をしてみました。

 

そうしたら「大学卒業後に他大学で『科目等履修生』をしてみたらどうかな?」と一声があり

 

科目等履修生って何だろうと色々調べてみたら

僕にとってはまさに夢のような制度で、自分はこれなら免許取得に向けて取り組めると思い、学校を必死に探していました。

 

 

オンラインで学校説明を受けてみた

当時、北海道情報大学だけではなく、他にも大学の候補はありました。

ですので、資料請求や学校説明会などを訪れ、以下の点を学校選びの基準にしました。

 

  • 大学の雰囲気はどうなのか
  • そこに在籍している自分が想像できるか
  • 働きながら勉強できるのか
  • できれば入学試験がない学校

 

 

そのなかで、以下のサイトを参考にしながら、学校選びをしていました。当時は2022年最新版と記載されていたのを覚えています。

 

www.tsushindaigaku.com

 

 

そこで出会ったのが北海道情報大学だったのです!

 

当時、入学説明会のサイトを見ると

オンライン(Zoom)で説明会を『個別』でできるとのことでしたので、大学4年生の夏に予約し、説明会に参加しました。

 

説明会担当者は優しそうな中年男性の方だったのを覚えています。

特に印象的だったのは、入学後、こんなプランで勉強すると働きながら単位取得ができそうと免許取得までの目標立てなどを一緒に考えてくださったことです。

 

もちろん、学校のカリキュラムやシステムなどをしてくださいました。

 

やはり、科目等履修生という最初は得体のしれないものから始まるわけですから、当然やっていけるか不安なのは当然です。

 

ですが、こうした不安をフォローしてくださったのは僕の中でかなり好印象でした。

こうしたことも含め、在籍時でも手厚くサポートしてくれそうと思い、入学することを決意しました。

 

補足

科目等履修生制度を実施している学校をまとめているサイトはほかにもありますので、まとめてみました。

 

通信制のみの学校や制度が実施されている国公立・私立の学校など、得たい情報をしぼってサイトを閲覧してみてください。

 

科目等履修生制度の開設大学一覧-独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構

www.niad.ac.jp

 

科目等履修生で教員免許を取得できる通信制大学一覧【2024年最新版】-通信制大学情報局

www.tsushindaigaku.com

 

「科目等履修生 教員免許 通信」の大学院・大学・短大一覧-スタディサプリ進路

shingakunet.com

 

 

入学資格を勝ち取る

2022年度の科目等履修生の募集事項を見ると、入学試験はなかったのですが『書類選考』がありました。

 

入学に際して、必要な情報(住所など)を記載し、提出した気がします。確か書類は、大学側から郵送されたはずです。

 

その書類は、志願書類受付期間内に提出する必要がありました。

期間が『春期』と『秋期』の2つあり、それぞれ入学するタイミングで期間が異なりますので注意です。僕は春期の第1期に志願書類を提出しました。

 

しばらくすると、こんなものが届きました!

 

 

まず、嬉しかったです。

自分の教員になりたいという夢に一歩ずつ近づけている瞬間でしたので。

 

 

在籍当時

1年目を過ごしてみて

結論から言うと、とにかくまずは環境に慣れることです。

 

例えば

  • 働きながら本当にできるのか。
  • 授業内容や定期テストの難易度はどうなのか。
  • それ以外のフォローはどれだけ対応してくださるのか。

 

これらを吟味する1年間でした。

その中でも特におさえておきたいポイントをご紹介します。

 

パソコンの準備必須

のちほど紹介しますが、北海道情報大学の科目等履修生になると『無限大ポータルサイト』を常に利用します。

ですので、基本インターネットに接続できるパソコンやタブレットなどのデバイスが必須でした。

 

ネット環境が整っていれば、スマホでも確認できるのですが、定期試験の受験だとそれは難しいです。

 

理由は、操作性の問題です。

したがって、もし心配な方はパソコンかタブレットを1台購入するといいと思います。すでに持っている方は問題ないと思います。

 

ネット環境が心配なら

北海道情報大学が運営しているポータルサイト内に、自分が構築したネット環境がしっかりと作動しているかをチェックできる機能があります。

 

詳しくはこちらを確認してください。

portal2.mugendai.do-johodai.ac.jp

 

クリックした先はこちらの画面になります。

 

「動作環境チェックページ」をクリック

 

そうすると、詳しい手順が記載されていますので、ぜひ参考までに。

僕も定期試験を始める前はこちらでネット環境を確認してから、実施を開始しました。

 

ただし、こちらは在学生になると利用できる機能になるので注意が必要です。

 

 

無限大キャンパスポータルサイトを常に確認!

 

改めて

『無限大キャンパス』利用上の注意」を遵守し、記事作成を行います。承知の上、参考にしていただけたら幸いです。

 

先ほども紹介しましたが、北海道情報大学の科目等履修生になったら、よく利用するのが『無限大キャンパスポータルサイト』です。

 

特に教職課程を履修している方は注意ですが、提出書類の告知が定期的に配信されます!

それを見逃さないようにしないと、教育実習に行けなかったりなど悲惨なことになりますので、警戒が必要でした。実際に僕もそれでやらかしかけました。

 

ただ、そうした状況も慣れです。

単位取得ばかりに目がいき過ぎると大変なことになります。配信は月ごとにされますが、たまに月の途中で配信される内容もありました。

 

科目等履修生になった方は気をつけてください。

 

 

履修登録は計画的に!

ここでみなさんに伺います。

もし働きながら勉強するとして、1日でどれだけ勉強できると思うか考えてみましょう。

 

僕は塾講師をしていましたので、午後は働いていました。

ですので、勉強に使える時間は午前になります。そこから、本格的に勉強するとしたら『3時間』がいいところでした。

 

話に戻りますと、もし最初の方でたくさん授業を組み過ぎてしまうと定期テスト前の負荷も相当かかります。

先ほどの3時間くらいあればなんとか回せそうですが、それ以下の時間の場合だとかなり難しいと思います。

 

自分は最初の方で組み過ぎてしまい、体調を崩してしまった経験があります。

早く単位を取りたいと言う気持ちはわかりますが、無理は禁物です!!

 

もちろん、履修できる授業数に上限はありますが、自分のキャパがどれくらいなのかを把握することは大切です。

 


 

1年目の単位取得の結果は、以下の通りです。

 

  • 高校情報に関する単位・・・フル単
  • 教職に関する単位・・・フル単
  • 高校数学に関する単位・・大半の単位を残す

 

自分が文系だったことや大学数学の要素もあり、あまり単位が取れず2年目の自分に託しました

 

 

2年目を過ごしてみて

1年目を過ごすと、ある程度、目標達成のために何をすればいいのか、どうすればいいのかが分かってきます。慣れてきた証拠ですね。

 

2年目は特に教育実習などの免許取得に向けた大事なイベントがたくさんあります。

ですので、大学からの配信は常に監視する必要がありました。

 

一方で、大学関係で行うことは基本、事務手続きと単位取得に向けた勉強なので、ここは一年目とあまり変わらないので、以下の内容では割愛しました。

 

ですが、他の事務的な部分も目を光らせる必要がありました。

下記にそれらをまとめてみました。

 

就職活動が始まる

免許が取れたら、すぐに教員になりたいという方はこの時期に意識する必要があります。

僕が活用していたエージェント曰く、専任教諭・常勤講師(学級、教科指導を担う学校の正社員)は4~7月に募集が多いと話を聞きました。

 

正直、教科指導だけではなく、学級(クラス)も持ちたいと考えていたので、早めにESや筆記対策、面接対策を行い、来る日に備えていました。

 

就活についてはこちらでも紹介しているので、ぜひ!

www.brain-a-campus.com

 

ちなみに、非常勤講師の募集は割と11月以降から多くなるみたいです。

気になる方は、チェックしてみてください!

 

 

教育実習の前準備

教育実習は母校での実施でしたので、そこまで緊張感はありませんでした。

しかし、当日失敗しないためにも様々な取り組みを行いました。

 

以下が、自分がしたことです

 

  • 担当教員の挨拶
  • 授業の下見
  • 教育実習のことで現時点で分かっていることの情報共有 など

 

教育実習は当日の動き次第がいかにスムーズにいけるかでかなりやりやすさや負担が違うと思います。

実習先が母校ではない方でも学校見学などの努力は惜しまない方がいいと僕は思います。

 

実習校に訪れた記事もありますので、ぜひ!

www.brain-a-campus.com

 

 

免許取得に向け都道府県の教育委員会を調査する

就職活動と並行で行なっていたのが、免許を申請する都道府県の教育委員会の調査でした。

 

キッカケは、他大学の単位と卒業した大学の単位を合わせて申請する場合において、免許は個人申請をしなければならないという北海道情報大学の規定からでした。

 

当時の調査結果では、ほとんどの都道府県の教育委員会の個人申請が特別な理由がない限り12月までしかできないとのことでした。

 

無理だろと当時、数学の単位を多く残していた僕はそう思いました。

ですので、問い合わせをし、単位の関係で遅れる旨を伝えたら、担当者から問題ないとのことでしたので、当日必要な書類を揃えられるようにひたすら勉強をしました。

 

 

最後の授業が初のスクーリング!結果はいかに…

学校に向かうのがとにかく苦手な僕がついにスクーリングをせざるおえない授業がありました。

 

それが『教職実践演習』です。

ですが、担当教員の方は非常に生徒思いなのが印象的で、臆することなく積極的に授業に参加できたのを記憶しています。

 

また、この授業は僕にとってかなりバイブルになっています。この授業はスクーリングで本当に良かったと僕は思います。

 

スクーリング会場は時期によって開催場所が変わりますが、観光もしたかったので、とにかく自分が住んでいる場所以外のところを希望しました。

 


 

2年目の単位取得の結果は、以下の通りです。

 

  • 高校情報に関する単位・・・前期ですべてとりきる
  • 教職に関する単位・・・2023年12月にすべてとりきる
  • 高校数学に関する単位・・2024年2月に無事とりきること

 

一番うれしかったのは数学でしたね。ゼロスタートですべてとりきれたわけですから、自分の力をふりしぼった感じです。

 

 

免許取得時

2024年1月に高校情報の免許が取れることが判明し、いよいよ教育委員会へ申請することになりました。

そして、翌月に苦戦していた高校数学も単位を修めることができ、いよいよ最終局面に!

 

免許取得時に必ずやって欲しいことをまとめてみましたので、確認してみてください。

 

申請書の不備や手数料等の漏れ確認!

当たり前ですが、一つでも欠けている書類や不足分の手数料があるだけで申請は進みません。しっかりと確認をしながら着実に申請に向けて準備しましょう。

 

あとは免許に必要な単位数も注意ですね。

 

北海道情報大学へ郵送して申請する場合でも場所が場所ですので、取り寄せるのに時間を要する可能性があります。

その際に『速達』設定にするなど工夫は必要だと思います。ちなみに、ぼくは毎回、返信用封筒にも『速達』設定をして申請をしていました。

 

郵送で申請する場合は以下のサイトを利用して、速達にするかの判断をしてもいいと思います!

www.post.japanpost.jp

 

 

免許取得後

科目等履修生の性質上、卒業証書的なものはなく2024年3月31日までの学生証だけが手元にあるだけでした。

 

最後はあっけない感じでしたが、僕の目標は達成しました。

ここまでよく自分は頑張ったのだと教員免許をみて改めてこの2年間を今後に繋げたいと感じさせられました。

 

 

総合評価

働きながらでも学びたいことが学べる環境が整っていおり、総合的に満足しています

 

まず、自分のペースで勉強ができるという点はものすごく高い評価です。

働きながらだったので、スクーリングがあまりできない状況でしたが、教育実習を除き、スクーリングの授業はたった1回で済みました!

 

課題の添削が各授業にあるのですが、コメントがついていたりと、もし落単をしてしまったときのための解き方のヒントとして活用できました。

 

一方で、スクーリングをしない状況だと仲間と助け合って、授業を乗り越えるというのができないので、そこだけはツラかったです。

 

 

最後に

北海道情報大学通信教育部は働きながら免許取得を目指している方を非常にサポートを欠かしていない様子でした。

ここを選んで良かったと自分はいま実感させられています。

 

科目等履修生を考えている読者様がいましたら、ぜひ説明会などを通して、検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

興味がある方は、下に詳細貼りました↓

tsushin.do-johodai.ac.jp