教員は非常に多忙であるというイメージは言わずもがな。
ただ、全員が忙しい状況なのかといったら。そういうわけでもありません。
例えば、公立か私立どちらに所属しているのかでもだいぶ違います。また、小学校、中学校、高校でも動き方や何を大事にしたいかも異なります。
そこで、今回は教員1年目の1日スケジュールについて、紹介していきたいと思います。
今回の記事では、以下の内容をご紹介します。
- 教員1年目の1日のスケジュールとは
- 繁忙期や閑散期、部活があるときとないの過ごし方の違い
元塾講師6年 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!
- 勤務形態
- 常勤講師とは
- 非常勤講師との違い
- 専任教諭との違い
- 1日のスケジュール
- 平日(部活なし)
- 平日(部活あり)
- 休日(土日・祝日)
- 土曜
- 公式戦や練習試合がある日
- 繁忙期の1日
- 閑散期の1日
- 最後に
勤務先について
僕の勤務先は以下の情報になります。
こうした環境下で、教員1年目の僕はどのように1日を過ごしているのかを確認していただけたらと思います。
勤務形態について
自己紹介でもありますが、僕は「常勤講師」という雇用形態になります。職場環境もそうですが、こうした勤務形態も1日のスケジュールと関連があるかもしれませんので、改めて教員の勤務形態について紹介します。
常勤講師とは
専任教諭のように教科指導、生徒指導と校務分掌を担当しますが、職責は専任教諭より低く、契約は有期雇用です。自分のところは3年の有期雇用になります。
一方で、学級(クラス)を担当しないのが一般的です。また、勤務先が1年目の場合でこの勤務形態になることが多いです。
非常勤講師との違い
学校で授業があるときにだけ勤務して教科指導を行う講師です。
勤務時間は短く、担任や部活などの負担がないため、自分の専門科目の授業に専念できる点がメリットです。雇用形態は非正規雇用で、基本的に1年契約となります。授業がある日、授業のある時間に出勤することになります。
こちらも常勤講師同様に、勤務先が1年目の場合でこの勤務形態になることが多いです。
専任教諭との違い
授業やクラス担任、教科主任、進路指導など学校内のさまざまな校務を担当します。民間企業の正社員に相当し、定年までその学校で勤務できます。
つまりは、正社員です。勤務先にある程度、年数が経てばなる可能性があります。
1日のスケジュール
さて、本題に入ります。1年目ではどのようなスケジュールになるのか、確認してみましょう。今回は、以下のサイトでスケジュール表を作成しました。
平日(部活なし)
部活がオフの日をみてみましょう。
僕の勤務先では、8時半から16時半が勤務時間となります。
ですが、すべてフルタイムで授業をしているわけではなく、空きコマがあったりと実質稼働時間はそこまで多くないのが実態です。
ですので、こうした日は生活リズムを整えるのに適しているため、非常に重宝しています。また、部活がオフの日を有給や振替休日をいれるなどして、リフレッシュすることが多いです。
自由時間は主にYouTubeで教材研究したり、資格の勉強をしたり、普通にゆったり過ごしたり、記事を作成する時間にあてています。
平日(部活あり)
こうしてみると分かりますが、部活がある日は基本退勤時間は遅いです。
指導できる部活ならいいのですが、できない顧問は正直、苦痛な時間です。
部員たちと話すことが好きなど 生徒と関わるのがモチベーションになる方もいるとおもいますので、部活の良しあしは判断できません。
一方で、部活の強豪校や大会が近い状況だと余計、終了時間がおそくなるため、体力勝負といったところです。
休日(土日・祝日)
土曜
土曜日は部活が午前中にあり、それに合わせた生活リズムをつくっています。
また、土曜日は広報のイベントも入ることがありますが、基本的に土曜日に部活があるスケジュールになります。
勤務先では土曜、日曜日は学校がないため、休日になります。最初は僕も休日に部活があるのは抵抗感がありました。
一方で、私立ですので、労働基準法による勤務時間超過などは、かなり気にするところが多いです。休日出勤した場合、別日に振替休日として休みが取れるのです。それを活用し、授業がある平日に自分は休みをとっています。
結論から言うと、部活がある分だけ、のちに休みが取れるので、僕は休日に部活があっても最初ほどイヤと思うことはなくなりました。
公式戦や練習試合がある日
練習試合や公式戦がある休日は朝早くに行くことが多いので、体力的にキツいと思うことがあります。
なおかつ、土曜日に通常の部活、日曜日に試合があると7連勤は確定です。
自宅に帰ったときはもうクタクタで寝落ちです。
そして、翌日は通常の勤務になります。仕事なんて手がつかないので、非常に生産性が低いのです。
こうしたときに常勤講師は便利です。
クラスを担当していないので、有給休暇を取得したり、休日出勤した日をこういうときにつかい、終日の振替休日もしくは半日の振替休日でリフレッシュします。
ただし、オフシーズンは休日に部活はないので、資格の勉強をしたり、まったりと過ごすことが多いです。
やはり、部活との向き合い方はあらかじめ決めていくといいと思います。それを採用試験の際に伝えるか、ほかの顧問と相談したりするのもいいと思います。
繁忙期の1日
繁忙期は午後の過ごし方が違います。
部活のあとに、事務処理やまだ完了していない仕事の片づけをしています。夜に事務処理なら単純作業なのでいいですが、クリエイティブな仕事だと手が進まず、時間が過ぎるだけです。
結局、仕事が終わらず、次の日に持ち越すみたいなことが記憶にあります。家でやろうとしても頭が動いていないので、これまた時間がすぎるだけでした。
そんな日々も続くと、心に余裕がなってきます。これは教員1、2か月目で起きた実話になります。
詳しくは、こちらを確認してください↓
閑散期の1日
閑散期は今まで授業だった時間が空きコマになる授業があるので、時間が非常に余ります。
この時間は休暇をとることや来年度に向けて授業作成をすることをしています。現状、これくらいしかやることがないので、何かないか探しています。
あとは、部活がある日はこのスケジュールに18:30までの勤務時間が延びます。
勤務場所の拘束時間は長いですが、それにしても体力は余裕があります。本当に不思議な感覚です。
最後に
僕は私立高校で働いているため、公立と異なり、その学校が決めた独自のルールをもとに運営してします。
ですので、学校ごとに重点を置いているところが異なる傾向があります。
また僕は学級を持っていないことや学校のカリキュラム的に余裕が出る状況が生まれやすかなるのかなと改めて感じます。
一方で勤務先では働き方に疑問を呈している教員は少なからずいらっしゃいますので、