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教員9か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!|年内に授業終わらず、空きコマなのに休めない

新卒教員が学校生活を通して、どのように感じているのか。

また9か月を乗り越えるためにしてきた方法とはどんなものなのか知りたい。

 

そうした疑問をお持ちの方にとって、非常に有意義になるとおもいます!

 

教員は「多忙」のイメージが強く印象に残っているとおもいます。そうしたことから教員をやめたいと嘆く方も少なくありません。

 

今回は教員9か月目を終えた新任教員のリアルをご紹介します。

実際に働くことで教員のイメージと現実がどのように異なるのか。経験も織り交ぜながら、お伝えします!

 

 

今回の記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 教員9か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!
  • 高校3年生の授業が空きコマでも暇ではない
  • 年内に単元が終わらず など

 

 

 

 

 

[作成者:ます]
文系から情報科・数学科教員(1年目)

元塾講師6年 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!

 

 

目次
  1. 教員9か月目を終えた新任教員のリアルを紹介
    • 高校3年生の授業が空きコマになったが暇ではない
    • 年内に単元が終わらず
    • 僕の授業をついに上長がみにこられる
    • 教育現場は常に人が足りない
  2. 最後に

 

 

教員9ヶ月目を終えた新任教員のリアルを紹介

高校3年生の授業が空きコマになったが暇ではない

情報の授業は学校によりますが、基本的に高1もしくは高3で実施されます。勤務先では、高校3年次で、授業を行います。

 

高校3年生は、1年を通して、登校しなくてよい時期が12月、1月以降に設定されることがあります。

ですので、情報だけではなく、国語、数学、理科、社会などの主教科も同様に授業がなくなります。一方で、大学受験の自学習で、登校する生徒もいらっしゃいます。

 

ただ、授業がなくなったからと言って、暇になるとは限りません。過去に書いた記事に1日のスケジュールを紹介しました。

 

その際に、読書や資格の勉強をしていると記載しました。

もちろん時間があれば、そのようにして有効活用します。一方で、その時間を他の仕事(授業作り(高校1年生)、校務分掌など)で占めることもあります。

 

つまり、空きコマは悠々自適に過ごせるかといったら、そういうわけではない。それが結論です。あくまでも新任の話なので、ほかの方はまた違った過ごし方をされていると思います。

 

過去に書いた記事(1日のスケジュール)は以下の記事になります↓

www.brain-a-campus.com

 

 

年内に単元が終わらず…

ついに、やらかしました。

今までは、時間内に指導内容を終わらせられない教員や講師は教育者として最低だと思っていました。

 

しかし、ついに僕も指導スケジュールに沿って、授業のペースを調整もせずに授業を進めていたら、年内に単元を終わらせることができませんでした

 

定期試験が終わり、試験範囲でなかった単元を一からじっくり指導しようと思い、計画しましたが、生徒に寄り添ったあまり、スケジュール管理を意識していませんでした。

 

その結果、新年始めの授業でじっくり教えている単元のテストを実施することが教科主任から全体に連絡がありました。

どんなに計算しても、テスト前ギリギリに終わってしまうという状況に気づき、最悪な気持ちになりました。

 

新年早々、授業を担当しているクラスに謝罪をしなければなりません。こういう大人にならないでという願いを込めて、指導していけたらと反省しました。

 

一方で、テストのために授業をしているわけではないので、少しだけ不服ですが、学校の方針には従わなければいけないので、自分のミスを生徒に迷惑がかからない程度に取り返していきたいです。

 

 

僕の授業をついに上司がみにこられる

さて、いよいよ新任という肩書きも、そろそろ卒業になります。

その段階として、1月に上長が僕の授業を見にきます。非常に緊張します。生徒も緊張するでしょう。

 

これは例年行われているとは思いますが、やはり「年内に単元が終わらず…」という状況が気がかりで、上長に見せたい授業をできるか非常に不安です。そのためにも、新年1発目の授業はターニングポイントです。

 

 

教育現場は常に人が足りない

僕は3月末まで塾講師として勤務をしてきました。そこで頻繁に課題になったのが生徒はいても講師がいない、もしくは講師は足りているけど、時期的に生徒の在籍数がおらず、講師の稼働率が悪い現状がありました。

 

学校現場を見てみると形は違えど、同様の課題を抱えていました。

勤務先だけの話かもしれませんが、社会問題になるくらいですので、一般認識で間違いないとおもいます。

 

例えば、誰かがポカをすると、必ず誰かが穴埋めをする必要があります。つまり、運営に支障が出ないようにするためです。

例え何かの仕事を抱えている状況でも、その穴埋め要員として、その仕事を兼任されられる場面が生まれることは想定されます。

 

その場面は幾度となく、この1年で経験しました。

副担任ですので、こういう場面を補佐的に任されることは理解できます。しかし、メインで人に指示し、動くよう依頼されたときは、いかほどのものなのか甚だ疑問になりました。

 

つまり、1年目で、イロハもわからない状況で野に放される気持ちを理解してほしいです。他にもベテランの先生方はいたはずなのにと、何か自分のなかで納得いかない感覚も現場でしか味わえない経験なのだと痛感させられました。

 

1年目はこういうものなのか、教育現場などの人手不足になる仕事の定めなのか。興味深いテーマでした。

 

 

最後に

9ヶ月にもなると、職場の仲間がどのような方達なのか、あるいは勤務先に在籍している生徒はどういう人たちが多いのか、徐々に理解できました。

 

ただ、まだ1年は経っていないので、自分の能力と向き合いながら、しっかり吸収できるところは勉強していきたいとおもいます。