新卒教員が学校生活を通して、どのように感じているのか。
また7か月を乗り越えるためにしてきた方法とはどんなものなのか知りたい。
そうした疑問をお持ちの方にとって、非常に有意義になるとおもいます!
教員は「多忙」のイメージが強く印象に残っているとおもいます。そうしたことから教員をやめたいと嘆く方も少なくありません。
今回は教員7か月目を終えた新任教員のリアルをご紹介します。
実際に働くことで教員のイメージと現実がどのように異なるのか。経験も織り交ぜながら、お伝えします!
今回の記事では、以下の内容をご紹介します。
- 教員7か月目を終えてみて気づいたこと
- 広報の仕事いよいよクライマックス
- 生徒から"あの質問"がきた!!
- 高体連の研修に参加!?
- 修学旅行準備クライマックス!
塾講師6年 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!
- 教員7か月目を終えた新任教員のリアルを紹介
- 入試説明会の準備
- 「『教員』という職業を勧めたいか」という質問を生徒からされました
- 高体連の講習会に参加したよ
- 修学旅行準備(出発直前)
- 最後に
教員7ヶ月目を終えた新任教員のリアルを紹介
入試説明会の開催
広報の仕事の一つとして、入試説明会も担当をしていきます。
来年度の入学数などの学校運営にかかわる大事なイベントになりますので、広報だけではなく、教員・事務員総動員で運営をしていきます。
今回の説明会では、前準備が特に大変だったと思います。
勤務先では、土曜日をメイン開催とし、かつ月をまたぎ複数回にわたって開催されるため、より前もって準備をしたり、声をかけたりなど様々なやり取りがありました。
準備は、当然ながら通常授業がある日の空きコマをつかって行いました。
日曜日は部活の試合なので、使えません。時間との勝負でした。
一方で、今回はチーフという立場ではありませんが、平の視点も相当勉強になりました。
実は、広報課自体ほかにもイベントは実施しますが、今回の入試説明会で僕の広報課での仕事はおしまいになります。
次は来年度にむけた準備があるみたいですが、会議が基本みたいなので、かなり落ち着きそうです。
「『教員』という職業を勧めたいか」という質問を生徒からされました
新任教員ということもあり生徒から興味関心を向けられるのは当然でした。
そして、休み時間のなか、生徒からこんな質問をうけました。
「教員を生徒にすすめたいですか?」
ついにきたかと思いました。
僕はこういう質問が来たら、こう答えると決めていました。
『教育実習で先生になりたいと感じたら目指せばいいんじゃない?』
最近では、教員の仕事を知る機会は、教育実習だけではなく学校インターンなど、生徒と直接かかわるものから事務的な仕事を体験できるものまで存在します。
もし、教員になりたいという選択を見定めるのであれば2~3週間学校で生徒にふれ、かつ授業もおこなう「教育実習」を経験してから結論付ければいいとおもいます。
「教育実習」を推す理由としては
もし、授業だけをしたいなら非常勤講師として働くことや塾講師として働くことをオススメします。
生徒の心理的な部分をサポートしたいなら養護教諭やカウンセラーなど教科を指導する方向性をあえてやらない。また、学校の事務方をしたいという側面もあります。
学校という場所は教員だけがいるところではないので、さまざまな選択肢をもつことが大切です。
あと、学校はまだまだ年功序列な部分があるので、昇進をすぐにでもしたい場合は平均年齢が20~30代の方が多めのところがいいとおもいます。場合によっては、主任に20代でつく可能性は十分になります。
高体連の講習会に参加したよ
高体連とは高等学校体育連盟の略称になります。
この高体連は都道府県ごとに設置されており、あのインターハイの主催母体になるのです。
もし、インターハイに出場する場合は、高体連に学校が加入している必要があります。そして、そこの生徒であることが条件なので、ほとんどの学校が加入している状況です。
そんな高体連ですが、実は定期的に加入している学校を対象に研修や研究発表をおこなっています。そして、学校の代表として、僕が行くことになりました。
内容は、ハラスメントに関する講義と部活動の意識調査の研究発表でした。
結論としては、最新のトレンドを重視した内容で、より研究されたものだと感じました。
今年度開催の内容がたまたまよかったのかもしれませんが、部活への向き合い方を少し参考にしたいという思いがつのりました。実践については、まだまだ学校全体の環境しだいのところもあるので、厳しいのかもしれません。
修学旅行準備(出発直前)
いよいよ修学旅行出発というところまで月日が経ちました。
実は、あまり乗り気ではありません。なぜなら、生徒の引率だからです。
今回は海外の修学旅行なので、国際交流など人や文化、食事など日本とはちがうものが非常にあるため、いろいろ触れていきたいのですが、なかなか気分があがりません。
とは言いつつ準備はしないといけないので、空きコマをつかい、修学旅行に際して必要な書類などを記入したり、学年集会や教員だけのミーティングを実施する機会が増え、いよいよかと緊張感もましてきました。
こういうときに卒業生の教員はうらやましいです。
同期は現地でまわるルートがどこなのか、またどんな雰囲気なのか在校生のときに知っているので、ミーティングの話についていけるのを横目にみていました。
僕は話のイメージをつかむのがやっとで、正直もっと修学旅行に乗り気じゃなくなりました。
最後に
自分が学校で過ごした7カ月間を振り返り、新任ながら会社ではすぐには味わえないことをスピード感をもってやってきたとおもいます。
そろそろ2024年が終わろうとしていることに非常に切なく感じています。
11月も頑張っていきたいです。