新卒教員が学校生活を通して、どのように感じているのか。
また12か月を乗り越えるためにしてきた方法とはどんなものなのか知りたい。
そうした疑問をお持ちの方にとって、非常に有意義になるとおもいます!
教員は「多忙」のイメージが強く印象に残っているとおもいます。そうしたことから教員をやめたいと嘆く方も少なくありません。
今回は教員12か月目を終えた新任教員のリアルをご紹介します。
実際に働くことで教員のイメージと現実がどのように異なるのか。経験も織り交ぜながら、お伝えします!
今回の記事では、以下の内容をご紹介します。
- 教員12か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!
- 来年度の学校パンフレットの企画・作成がはじまる!
- 来年度の人事が確定しました など
元塾講師6年 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!
- 教員12か月目を終えた新任教員のリアルを紹介
- お待ちかね人事発表
- 3年生の卒業式
- 来年度の学校パンフレットの企画・作成がはじまりました
- 最後に
教員12ヶ月目を終えた新任教員のリアルを紹介
お待ちかね人事発表
この時期は学校法人だけなく、企業に従事している方々も緊張する時期だと思います。
その1つが「人事発表」です。
1年目であっても配属先や部署異動があります。
僕の勤務先でも、新任教員の来年度の校務分掌や部活動の担当先が大きく変わりました。
では、本題です。
実際に僕はどうだったのか。結論、今年度と同様の配属になりました。
【来年度(2025年4月1日から)】
- 学年:3学年(副担任)
- 教科:数学科、情報科(どちらも担当クラスあり)
- 校務分掌:広報課
- 部活動:サッカー部
正直な感想を言うと、ホッとしました。
理由は、各担当を1年通し、スケジュール感やスキル、経験などが無駄にならなくてよかったからです。
その背景として、それぞれ担当している部署でしか発揮できないスキルもあるので、それが無駄にならなくて良かったのが1番大きいです。
また仮に異動になったら、自分をそこに順応させるだけでも非常にストレスです。
そして、他にも理由があります。
それは担当する部署では、ヒト(生徒、教員、業者など)やお金、モノを動かす経験ができるということです。
今後の目標に、自分が発案したものをいずれ学校の広告塔の1つにしたいと考えています。コースの新設や学校に新たな器具導入など。あるいは教育業界ではなく、別の業種で。
まだ明確なものは見えていませんが、そのための今の経験は重要な時間だと考えています。あと2年(勤務先では3〜5年を区切りに異動)は今の環境で、地道に勉強し、今後に向けて常に努力し続けたいです。
話は変わりますが、担当部署が変わっていない分、増えた業務もあります。
増えた項目を矢印にしました。
【来年度】
- 学年:3学年(副担任)
→ 卒業式関連
- 教科:数学科、情報科(どちらも担当クラスあり)
→ 放課後補講(2年目からは数学科、情報科両方)
- 校務分掌:広報課
- 部活動:サッカー部
→ 事務全般(2年目からは合宿の手配なども含め)
一時的に業務量が増える時があるという感覚ですね。
ですが、今の僕は1年の流れやどのタイミングで休日をとるべきかも把握できているので、取り組める範囲で頑張りたいです。
3年生の卒業式
3年生との関わりは情報1の授業とサッカー部でした。また、広報課で少し接点をもつくらいでした。全体的に、4月から12月までしか様子を見ていないので、生徒が学校を通してどのように育まれたのかを見ていません。
ですので、卒業する瞬間は、彼ら彼女らへ感情移入するのは非常に難しかったのが現状です。また、卒業式当日に3学年の先生方以外は基本的に役割があるので、式典の様子を見ることができなかったことも、要因の一つです。
ただ、節目が一つおわったという感じはします。
卒業式後は来年度に向けて、会議や部活で先生方が忙しい印象です。3学年を担当していない先生方はこういう思いなのかもしれません。
来年度の学校パンフレットの企画・作成がはじまりました
次は校務分掌の話です。
いよいよ来年度にむけて学校パンフレットの準備が卒業式後に実施されました。
まず、パンフレットに載っている生徒には「卒業生(在学生を含む)」か「芸能事務所に所属しているモデル」を使うみたいです。
勤務先では、新型コロナ感染症を機に、前者を採用しています。
理由は、芸能事務所に所属しているモデルだと校風の雰囲気に合わない人がいるので、学校関係者の方が中学生やその保護者にイメージしやすくなるのもメリットの一つなのです。
他にもパンフレットの掲載ページを少し変更してみたり、表紙案を考えるなど、非常に勉強になることが多かったです。「この学校に行きたい!」という思わせる工夫が細部に表れているとおもうと感動します。
完成品が楽しみです。
最後に
やっと1年。本当に長かった。
何も分からない状態でなんとか走り切りました。誰に頼るべきか、何が分からないのかも分からないなど最初に比べれば、自主的に動くことができるようになったと思います。
来年度から新卒教員ではなくなるので、「新任教員のリアルを紹介!」シリーズは今回の投稿で最後になります。2年目以降はまた違ったかたちで記事を作成します。
今後とも、よろしくお願いします。