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教員10か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!|教員の閑散期はどうなっているのか

新卒教員が学校生活を通して、どのように感じているのか。

また10か月を乗り越えるためにしてきた方法とはどんなものなのか知りたい。

 

そうした疑問をお持ちの方にとって、非常に有意義になるとおもいます!

 

教員は「多忙」のイメージが強く印象に残っているとおもいます。そうしたことから教員をやめたいと嘆く方も少なくありません。

 

今回は教員10か月目を終えた新任教員のリアルをご紹介します。

実際に働くことで教員のイメージと現実がどのように異なるのか。経験も織り交ぜながら、お伝えします!

 

 

今回の記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 教員10か月目を終えた新任教員のリアルを紹介!
  • 教員の閑散期
  • 入試業務の一部始終 など

 

 

 

 

 

[作成者:ます]
文系から情報科・数学科教員(1年目)

元塾講師6年 / 2023年度 第1志望校合格率 "71.4%"達成!(難関校合格あり)
高校数学・情報の教員免許取得!(元 科目等履修生[2年間])
文系で大学の情報学部に入学 / ITパスポート・基本技術者試験に合格!

 

 

目次
  1. 教員10か月目を終えた新任教員のリアルを紹介
    • あまりに業務に身が入らない
    • 数学科主任が授業を見学しに来る
    • 入試業務の一部始終
  2. 最後に

 

 

教員10ヶ月目を終えた新任教員のリアルを紹介

あまりに業務に身が入らない

教員をする前は、塾講師をしていました。ですので、生徒が一身上の都合で退塾するということがなければ、毎週授業があります。それ授業がない日はオフです。

 

さて、教員になった後の話をすると、授業がその曜日にないときでも通常出勤になります(有給休暇や振替休日などを取得していたら話は別)。本当にやることがない時ほど、なんで自分はここにいるんだろうと我に返ることが多かったです。

 

これは教員という職種が悪いというより、シンプルに今までいた環境に慣れすぎていたため、現実の環境に対処する方法を知らなかっただけだと思います。

 

そして、教員の閑散期を味わった瞬間だったのかもしれません。

 

 

数学主任が授業を見学しにくる

9カ月目でお伝えした内容の続きです。高校数学の特定の単元を見に行きたいとの要望でしたので、日時をお伝えし、準備をしました。

 

9カ月目は下の記事です↓

www.brain-a-campus.com

 

特別なことはせず、ありのままの授業の雰囲気と教材で挑みました。

そのほうが、課題点を素直に確認してくださり、次のやることが明確になると思いました。

 

実は、数学の授業に自信がありませんでした。

理由は、メインが情報の授業を担当していたので、あまり数学の授業を向上させる意思がわかなかったからです。それを言い訳にずっとしていたので、さすがにボロクソにいわれると思いました。

 

そういう事情も主任と話し、ある提案をしていただきました。

ほかの数学科の先生の授業を見学してみてはどうかというシンプルなものでした。そして、盲点でもありました。自分の立ち位置を知るには、まずはまわりを見るのが手っ取り早いです。

情報の授業は、もう一人教員がついて実施するので、他教員を参考にするのは自然とやっていました。その環境が当たり前すぎて、自分の頭にすら思い浮かびませんでした。

 

案の定、授業の感想はボロクソに言われましたが、思い立ったらすぐ行動と思い、ほかの数学科の先生の授業を見学しにいきました。授業スタイルも教材も、授業内の教員の立ち振る舞いもことなり、目から鱗状態です。

 

来年度は積極的に見学しに行く予定です。

 

 

入試業務の一部始終

1、2月はいよいよ入試シーズンです!

高校は、私立だと1月、公立だと2月に受験日をもうけているところが多いです。勤務先は私立なので、1月でした。

 

受験日は、生徒たちは家庭学習日になることが一般的です。

つまり、登校しません。というより、学校の許可なしに、立ち入ることは許されません。ですが、うちは在学生から入試業務を手伝ってくれるものを募集し、募集者のみ登校が許されていました。

 

筆記試験の結果からどう合格基準点を算出するのかのフローは一番驚きました。

うちは面接も受験科目に含まれていますが、面接の裏側みたいなものを見た気がします。あまり詳細はいえませんが、受験校の求めるものを受験者がしっかりとクリアしているのかというのは面接官しかり、学校側はみています。

 

簡単に言えば、入試要項の基準を満たしているかどうかです。これはうちだけではなく、他の学校種でも同じだと考えています。

あとは明らかに目立っている数値や情報は面接官は気になるかもしれませんね。例えば、欠席数が多いとか(1学年で2ケタとか?)。面接官ではなくても誰しも気になるところは聞かれるのかな。

 

話は変わります。

僕は今回、採点業務に従事していました。マーク式なので、しっかりと機械が正常に読み取ってくれるのか、また合否結果をどう公開するのかといった流れまで手伝いました。

 

結論から言うと、非常に勉強になりました

入試はブラックボックス化されているものなので、受験生には見えない部分を最後まで携えたのは貴重な経験でした。母校でも入試業務を経験しましたが、各フロアの警備と回答用紙の丸つけだけしかさせてもらえなかったので、得した気分です。

 

 

最後に

実は、これで10カ月目は終了になります。

本当に目立ったことがなくザ・閑散期だったと感じます。教員は常に忙しいというイメージですが、身を投じてみないと分からないことがあると改めて痛感しました。